2010年9月28日火曜日

東北はいいなあ

とにかく、老老介護状態になっている、妻の母と祖母を元気づけようと、毎年一回は贅沢な旅をしています。

ただ、おばあちゃんは96歳。

前は山形や仙台などまで足を延ばしていましたが、最近は長時間の移動は難しくなってきてました。

そこで近場で、いいとこはないかな?・・・・・といろいろ調べたところ、「なまはげ」で有名な秋田男鹿半島にいいホテルがあり、ここならと予約をしました。

ところが、メールで妻が車イスのおばあちゃんのことをホテル側に伝えたとき、「車イスはちょっと・・・・・」という電話が。「いやいや、部屋のイスに座るところまで、車イスで運べれば、あとは大丈夫なんです。」といっても「車イスではちょっと・・・・」の一点張り。

せっかくここぞと見つけたホテルなのに、このそっけない対応。なにか違う方法を提示してくれることもなく、キャンセルに(ホテルの名誉のためにホテル名は伏せます。)。

電話口の感じからかなり若い社員だったようですが、もっと真摯に対応してほしかった旨のメールを送信して違うホテルをさがすことになったのですが・・・・・・。

しかし、このメールが支配人の目にとまったのでしょう、即日電話がきました。もうそれはすごい勢いで「ぜひ来てください!!!!!」(笑)。

そのあまりの低姿勢な対応に、こちらも恐縮してしまい、結局再度予約することになりました(笑)。

おそらく、若い社員は叱られただろうなあ・・・・とちょっと心配になりましたが、それでもやはりこのホテルへ行ってよかったです。

部屋からは男鹿の海岸線が見渡せて、そして温泉付き、この温泉がまた肌がつるつるになります。



料理もさすが海どころとあって、刺身がうまい。

そしてなにより、部屋の入り口に車イス用の手作りスロープが作られてたことが、本当にうれしかったです。

おばあさんは、もう一泊したいというほどとても満足しておりました。

ホテルの方々、ありがとうございました。

帰りに寄った水族館

2010年9月9日木曜日

若返った歯と歯茎


歯医者で以前詰めたものがとれて、ほっといていたんですが、さすがに痛み出したので通院してます。

私は・・・・・というより、たいていの人はそうだと思いますが、歯医者と言えばいろんな機具とそしてあの耳をつんざく高音で具合悪くなります。

はっきり言ってきらいです。できるなら行きたくなかったのですが、ほっといてもいっさい良くなることがないのがわかってますので、苦渋の決断で現在通ってるわけです。

案の定麻酔はかけてくれたものの、その高音機材でギンギンにやられまくられております(笑)。

なんていうかどこまで痛くなるのか予想がつかない怖さがありますよね。「このぐらいか、これがMAXか?」などど腕を握りしめながら安心してると、「はい、ちょっと痛いですよ~」などどやさしいお声とは反対にとてもナイスな痛みをみまわれます。

私としては、悪い歯だけ治療してくれればよいのですが、そのお医者様は、丁寧に歯石まで取ってくれました。

これもまた、ひじょーにつらかったです。

歯はもちろんですが歯と歯茎の間もガンガン削られます。

うがいした時の血の多さにびっくりしました。

そういえば、以前はたばこをガンガン吸ってましたし、夜歯を磨かずに寝たり、歯にはいいことなんてなにもしてなかったなあ、これはミソギだと思いなんとか我慢しました。

いや~。でも我慢した甲斐があって、歯石除去の治療が終わった次の日からは、歯茎がピンクになり、以前のたばこのヤニの染みついたものも全部とれてきれいになってました。

歯医者さまさまです。

で、本日、詰め物が完了し、終了・・・・・かと思いきや、まだ歯石が完全に除去されてないということで、次週、もう一度きれいにしてくれるそうです。ありがたいですが(泣)。

死ぬまで自分の歯で食うためだと思いがんばります。(だれに言ってるんでしょう。)

ではまた。

2010年9月1日水曜日

またまた映画!



この津軽もここ何日かは30℃越え連発しております。

とにかく昼は家にいれないし、夜は扇風機とアイスノンの日々。

ですので、映画館へ涼みがてら行ってきました。

今回は、久々の日本映画、藤沢周平シリーズ「必死剣鳥刺し」を見てまいりました。

この藤沢シリーズはここ何年か作り続けられていますが、やはり山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」が印象的でした。

今回は、どんな感じなのかなと期待して見てきました。

やはり、藤沢作品の王道、寡黙な下級武士の純真な姿を描いておりました。

側室に操られ、なんにも自分で判断できない殿様のおかげで、藩政がめちゃめちゃになっていくのを見かねてか、妻を亡くし、失うものがなにもないという捨て身か、映画の最初にこの側室を淡々と刺殺します。

その事件をきっかけに悲劇の一途をたどる主人公。

あとはネタばれになるので書けませんが、その兼実三左エ門を豊川悦司さんが好演しておりました。

いろんなことを思い、悩んでいると思うのですが、自分のなかにグッと飲み込み過ごす日々。上役から命ぜられらた仕事も不満を持ちつつ従順にこなす。ん~仕事をしてる人は男女を問わず共鳴するところはあるんではないでしょうか。

ラストの壮絶な殺陣のシーンは鬼気迫るものがあり、迫力があります。

前回ブログで書いた「プレシャス」もそうですが、映画の迫力は演じる俳優に力があれば、どんなCGをバンバン使った映像に勝るとも劣りません(CGを否定しているのではありません)。

今回残念だったのは、服装や小道具が雑だったような気がします。着物が新品?みたいな、その時代のリアリティーが少しかけてたような感じがします。(えらそうにすいません)

その点「たそがれ清兵衛」はあらゆるものに妥協してなかったような気がします。



田中泯VS真田広之の殺陣も本当に斬り合ったらこうだろうなあという迫力あるものでした。


しずかにそしてグッとこぶしに力が入る映画が見たいという方には、どちらもおすすめです。