2010年10月20日水曜日

青春時代の景色


こうやってブログを更新しても、なかなか見てもらえないですが、私自身も見てもらいたいというよりは、自分がその瞬間なにを考えてたか・・・・とか、何してたかななどの自分情報整理的な要素が強いです。

もしバーンっとアクセス数が上がるとしたら、私の立場がなんらかによって変わる。つまり突然有名人になってしまうとか。

まあそういう予定はないので、またのらりくらりと日々の戯言を書いていきます。よろしくお願いします。

さて、最近の休日は私か妻の両親のなんらか手伝いをする日々が続いています。

今回は私の実家の屋根のペンキ塗り。



とにかくこの津軽の冬は雪との戦い。屋根に積もった雪がちゃんと落ちないと雪下ろし作業しないといけなくなります。

自治体によっては、学生さんがボランティアで作業してくれるところもありますが、そんなに頻繁にやってくれるわけでもなく、基本的には自分でやらなければいけないわけでして・・・・。

うちの実家も75過ぎの老人二人。もうそんな作業はさせられない!・・・・・と言ったところで、この不景気(私自身も)。家を建て直してあげることもできない。


で、とにかく古くなったトタン屋根だけでもきれいにペンキを塗って雪が落ちやすくしてあげましょう・・・・・ということでがんばりました。



ペンキ代1万2千円と私の労力でなんとか塗りきりました。

ほっと一息ついて屋根から見た景色。私が夢見る夢男だったころ過ごした青春時代の景色。



あの頃想像した将来の自分の姿とまったく違ってしまった今日この頃ですが、人生どこでなにがあるかわからないわけで、まだまだあきらめてない42歳後厄秋の空でした。

2010年10月15日金曜日

チリの山男達


チリ鉱山落盤事故の救出劇がテレビで盛んに放送されてます。

わたしもそのニュースを見ながらいろいろ思いにふけっております。

まずは、笑顔でカプセルから降りてくる作業員のさわやかさ、忍耐力の強さ…そしてわれ先にと争わず粛々と救助される様子。今現在の日本人には皆無の侍魂を感じます。

少し上から目線なのは、なんせあのアニータの国ですからね(笑)。絶対民度が低い国だと決めつけてました。(そんなこと言ったらひっかかった男の国の民度も相当だと思いますが。)これは少々冗談ですが。

それから家族愛ですね。多分普段は口うるさく、うざい親父達なんでしょうけど、失うかもしれないと思った瞬間、自分にとって最愛であることを強く認識するのでしょうね。逆にこんなことでもなければ気づかなかったかもしれません。

日本のマスメディアは連日、親殺し子殺し、年金詐欺など、同じ事件を朝から晩まで放送し、日本はろくでもない国かのように誘導してますが、おそらく8割9割の日本の家族だってチリのような家族の絆はあると思うのです。

私自身も以前兄が大病を患いお医者さんから余命宣告を受けた時は妻の前で子供のように泣きじゃくったのを覚えています。(その後兄は鬼のような運と体力で奇跡的に助かりました。)

今回のチリのニュースは普段は当たり前になっている身近な人々(友人も含め)が大切な存在なんだと気付かせてくれるきっかけになったかもしれません。と同時に日本のマスメディアはもっと自国のいいところを取り上げろよ!・・・・・とも思うのです。

にしてもチリの国内の歓喜はすごいですね。

正直自分の家族でないのにそこまで涙するのはどうかと思いますが、自国に対する世界の熱視線がうれしいのでしょう。

とにもかくにも鉱山の山男に敬服の一言です。

2010年10月9日土曜日

東北はいいなあ2~下北行ったり来たり


下北は青森県の「まさかり」のような形の部分。

津軽に住んでる私ですが、なかなか行く機会がない。

小さい頃、家族でドライブに行った記憶がかすかにありますが、ほとんど覚えておりません。

ということで、妻とぶらり下北へ。

下北といえば、恐山、大間のマグロ、寒立馬、六ヶ所原燃センター、仏ヶ浦・・・・・・といろいろありますが、行ってみてわかったことがあります。

一日では、周りきれません(笑)。

いや~。下北をなめておりました。広いですね~。下北は。


きちんと計画を立ててこないと無理!・・・・・という判断をし、今回はマグロで有名な大間崎を目指しました。

大間へ行く途中の風間浦の海岸




でもテレビの影響はすごいですね。

言ってしまえば、田舎の小さい漁師町。これと言って見るところはないのですが、観光バスが何台も来てましたね。(関西弁でした。)



観光客用の売店や、いかやたこを焼いて(もちろんマグロも)売ってる店もありました。どの店にも共通して言えるのは、おかあちゃん達の化粧が厚い!(笑)。



ちなみにたこの足を買って食いましたが、「・・・・・・・」。超一流の素材は獲れる漁場なのでしょうが、調理する人も一流じゃないとなかなか難しいですね。

来た道をそのまま帰るのも芸がないと思い、大間から佐井というところへ南下し、「あすなろ道」というところを通って薬研渓谷→むつ市と戻ることにしたのですが、この「あすなろ道」へ入ったところ、途中から道が狭くなり、舗装もなくなり「じゃり道」に。周りの木々も倒れているところが何か所もあり「これはやばい!」と引き返しました。

この後、舗装道路が消えます。


佐井村の道の駅まで戻り、案内のお嬢さんにこの「あすなろ道」のことを聞くと、「ダメダメ、車まいねぐ(ダメに)してしまうよ!」とのこと。

しかたなく、来た道を戻ることにしたのですが、来る時に行こうかなとは思っていたものの入る道を見つけ損ねて、「べつにいいか。」と軽くあきらめようとしていた風間浦村の青森ヒバを使った工芸品の店に寄ってみました。

そしたら、これがまたまじめにやってるお店で、ここに寄らず今回の旅を終えようとしたことを後悔いたしました。




まず店内に入るとヒバのいい香りがします。唇の形をした郵便受けや、イス、テーブル、そのほかハシや表札など小物もたくさんありました。

お店の方も熱心にこの工房のことを説明してくれて、店の隣に作った総ヒバ造りのお家(予約して泊まれるようです)も案内してくれました。トイレはヒバの香りで消臭剤いらず。洗面台もスイッチカバーもすべて木。ヒバのお風呂は入りたかったなあ~。



ホームページあります。わいどの木  興味がある方はぜひ!!

地元とは言え、まだまだ知らないことばかり。そして頑張ってる方たちがたくさんいることを妻と話しながら2時間かけて我が家へ戻りました。