2009年1月14日水曜日

ゴリラ

NHK「爆笑問題のニッポンの教養」なる番組で、ゴリラの生態から人間社会のあれこれを考える番組が放送されてました。そのなかで「共感」という感覚は人間特有のものだという話がありました。人間はことあるごとに共感を求めます。このブログだって自分の思うことを書いて、共感してくれる方(批判も含めて)がいるから書けるのであって、見てくれてる人がだれもいなければ虚しい限りです。

ゴリラ社会にも親の死、子の死はあるでしょうから悲しみや表現のしようない苦しみはあると思います。でもそれはすべて自分が思うことであって、他者と共有したいとは思わないらしいです。我が道を行くですかね。
それゆえなのか、ゴリラの表情や特に背中からは孤独な哀愁が感じられて何とも言えず私は好きなんですね。

なぜこんなに好きなのかと考えてみたら、幼い時に親父に連れらて見た映画「キングコング」を思い出しました。え、怖い?いやいやあんなに好きな人のために戦える男、いやゴリラはいないですよ。この映画はゴリラと人間の話ですが、恋愛映画です。もちろん他にも人間の卑しさやあさましさなどいろんな事が描かれてます。

今でも夢に出てきます。突然学校に現れて、机の下に隠れるんですが、見つけられて逃げる夢。不思議といやではないんですよね。なんかスリルがあって、あのドキドキしながら見た幼い頃の記憶が残ってるのかもしれませんね。


私が見た「キングコング」は1976年の映画で、第2作目。そのあとも何作か制作されたらしいですが(メスのキングコングもあったらしい)、あのロードオブザリングのスタッフが制作した最高傑作がこの2006年の「キングコング」です。



出ている俳優もいいし、コングの表情も本当にいい。CGの技術もすごいし、言うことなしと言いたいところですが、主役のキングコングが登場するまで長い!(笑)。

でもあまりヒットしなかったのかな、当時はあまり話題にならなかったですね。まあ私が異常に好きなだけかもしれないです。

確かに暴れまくる粗暴なところは動物なので仕方がないですが、一心に好きな人を思い、守る姿は泣けます。人間の欲のために翻弄され死んでゆく最後は悲しいですが、最後まで男らしかったキングコングはかっこいいです。

ゴリラの話から私の好きなキングコングの話になってしまいました(笑)。ほんとに好きなんです。

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