
大鰐町 大円寺
数えで42歳になったら厄払いするもんだ、とず~と言われてきたのでそれはそれはたいそうな事が行われるに違いないと緊張しつつお寺に向かいました。
その日は私の他に5人おりました。考えて見ればここにいる人はみんな私と同い年なんだよなあ~と思うと妙に親近感がわくものですね。
スーツでビシッと決めている方、家族総出で来てる方。それぞれの人生が見えるような。
一応お酒を持ってきてくれと言われたので、酒屋で一升買い、「厄除け祈願」なるのしを付けて持っていったのですが、二升持って来てる方も多かったですね。
「一升でも私の酒は高いからいいんだ」と心の小さな男になりつつ、申込書に名前等を書いてしばらくすると、ご住職が現れてお払いが始まりました。なんせ一生に一回ですから、真剣に手を合せ、お経に耳を傾けました。
このご住職は、お経に入る前に申込書の名前や住所を確認してたのですが、その後は6人全員の名前を暗記してスラスラ読んでおりました。
そりゃそうですよね。名前を言う度、申込書確認してたらお経がストップしてしまいますもんね。
お経の中で「御年42歳」と唱えるところがあるんですが、私の時だけ「御年52歳」と間違えて、訂正しておりました(笑)。まあ10年後の厄も払ってもらったと得した気分になりましたが・・・。
バサー!バサー!とお払いに使う白い紙が付いた棒(なんて言うんだろう)が自分の頭の上で振られたとき、なんか悪いものが飛んでいくような、心が洗われた気がしました。
15分ほどですべて終わり、緊張したわりには、わりとシンプルな儀式だった気がします。
最後にお札やお守りを貰い帰るのですが、ここでやっとお酒を二升持ってきてる方の意味がわかりました。
一升は持ち帰るんですね。清めたお酒を自宅にもお供えするんでしょう。
それから、お酒といっしょに身につけてるもの(時計など)をお供えしてる方もいました。なんか犬の首輪らしきものを上げてる方もいましたね。
なんだろうと不思議に思ってたのですが、自分の身につけるものや、身近にいる大切なものもいっしょにお払いしてもらおうという事なんだと勝手に解釈しております。
なんせ最初で最後の儀式なので、わからないしきたりがあるもんです。
おやじやおふくろにもっとちゃんと聞けばよかったと反省しております。
1 件のコメント:
えいじあんさん
はじめまして!
厄払い行ったんですね☆
参考になりました。
僕も行かなきゃ、行かなきゃと
思ってて、ぜんぜん行けてないんです(笑い)
災難が降りかかってくる前に行かないと
と思ってて、えいじあんさんの
記事を見つけました。
僕もできるだけ早く行ってきます。
でも、えいじあんさんが言うように
同じ年って親近感沸きますネ~
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